【卒論・修論】誰でも簡単にハイレベルな論文にみせるための4つのテクニック【理系・文系】

どうも。

理系視点で世の中を見つめるブログと言いつつ理系っぽいブログをほとんど書いてません。
ので,たまには理系っぽいことをまとめようと思います。

今回は学生が誰しも悩むであろう論文を書く際のコツについてです。
どんなにすごい内容の論文を書いたとしてもわかりにくければ,残念論文となってしまいます,
逆に整然とした文章であればそれだけで,ハイレベルな論文に見えてきます。

実は文末や接続詞,言い回しを工夫するだけで誰でもハイレベルに見える論文を書くことができるのです。

今回は論文をハイレベルに見せるためのテクニックをまとめてみようと思います。

※この記事は学部生や修士学生向けです。

1文を短く書く。

文章を簡潔に短く。
これが一番大事。

  • 悪い例
    従来手法ではロボットアームが動き始めるまでに2秒の遅れが生じているにも関わらず,提案手法ではロボットアームが動作開始までの時間を1秒未満に短縮していることから提案手法の制御の方が優れていることがわかる。

  • 良い例
    従来手法ではロボットアームが動き始めるまでに2秒の遅れが生じている。これに対して提案手法においてロボットアームが動作開始までの時間は1秒未満である。このことから提案手法の制御の方が優れていることがわかる。

悪い例ではくどくどと1つの文章で全てを説明しています。
論文では長い文章は不要です。
1つの文章で何を言いたいのかをはっきりとさせましょう。
なるべく細かく文章を刻むことが,ハイレベルな論文に見せるコツです。

文末を断定する。

基本的に論文とは事実を客観的にまとめた文章です。
曖昧な表現は不要です。
文末ははっきりと断定した言い回しを使いましょう。

  • 悪い例
    以上の実験結果から,本論文で提案した新手法は有効であると思われる。

  • 良い例
    以上の実験結果から,本論文で提案した新手法は有効である。

もちろん「〜であると思われる」と書くべき場面も存在します。
しかし,「〜思われる」「〜予想される」「〜と考えられる」という表現はなるべく控えることで,より分かりやすく説得力のある論文に仕上がります。

接続詞はシンプルなものを使用する。

もし同じ意味の接続詞がある場合は,より短い方を使いましょう。
よくあるのが,「しかしながら」と「しかし」。

この場合は「しかし」を使うべきです。
もちろん「しかし」も「しかしながら」も同じ意味です。
同じ意味の日本語が存在する場合は文字数の少ない方を使います。
論文の読者は別に長い日本語を読みたいわけではないです。

同じ意味で長い単語を使うくらいなら短い単語を駆使して,もっと有用な情報を論文に盛り込むべきです。

  • 悪い例
    しかしながら,以上のような背景から地球温暖化は進行していると言える。

  • 良い例
    しかし,以上の背景から地球温暖化は進行していると言える。

くどい指示語を使わない

前述の「接続詞はシンプルなものを使用する」に近いですね。

「このような」「こういった背景から」「それらに示されるような」といった回りくどい指示語は避けましょう。
「これらの」「この背景から」「それらによる」で十分です。

理由は前述した通り,長い単語を使うくらいならもっと論文内の情報の質を上げましょう。

まとめ

慣れるまで論文を書くのはしんどいものです。
でも,文章を書くコツさえ掴んでしまえばどんな内容でもそれっぽく仕上げることが可能です。
これからは卒論・修論と論文が忙しくなってくる季節。

ぜひ,このテクニックを使って乗り切ってください!

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