2018年にアツい先進技術はこれだ!ハイプサイクル徹底の考察して株式投資へ活かす

技術/テクノロジー

どうも。

みなさん,ハイプサイクルという言葉を知っていますか?
ハイプサイクルとは,簡単に言うと今後成長するであろう技術と停滞する技術についてまとめたグラフのことです。

つまり!
これを読み解くことで今後の技術革新を予測できて,株式投資をうまく行えるわけです。

今回は,2017年のテクノロジ・ハイプサイクルを読み解くことで2018年に加熱するであろう技術を予測します!

目次

ハイプ・サイクルって何?

ハイプ・サイクルとは,毎年夏~秋くらいにガートナー社が発表する先進技術の世の中への浸透具合を表したグラフです。

このグラフにおいて先進技術の以下の5つの期間が存在するといわれています。

  1. 黎明期
    世の中に言葉としては現れ始めたという状態です。企業の技術開発や大学のアカデミック研究により新技術や既存技術のブレークスルーにより世の中の関心が徐々に集まり始める期間のことを指します。

  2. 「過度な期待」のピーク期
    黎明期によって盛り上がった技術をメディアの力によって過度に期待された状態を指します。メディアが特定の技術を祭り上げることで一気に人気が高まった状態を指します。

  3. 幻滅期
    流行期にて世間の期待はピークに達しますが,研究開発が進み,技術的にできることできないことがはっきりしてきます。すると世間は,「なんだ,この技術ってたいしたことないじゃん」という風に幻滅してしまい技術ブームが去ってしまいます。これが幻滅期。

  4. 啓蒙活動期
    幻滅期になっても企業や大学は気合いを入れて技術開発を進めていきます。これにより,少しずつできることが増えていくのがこの回復期です。要は,「お,なんだこんなことはできるのか!」と世間が技術を見直し始める状態です。

  5. 生産性の安定期
    回復期を経て,その技術ができることできないことがはっきりし始め,世の中に浸透していくのがこの安定期です。実際に家庭にも普及し始めている頃合いでしょう。

どんな技術もこのサイクルをたどって先進技術は世の中に広がっていく。これがガートナー社の主張するテクノロジーのハイプ・サイクルです。

2017年のハイプ・サイクルの読み方

では,さっそく今年発表された2017年のハイプ・サイクルを見てみましょう。

引用:ガートナー社HP

縦軸が期待度,横軸が期間です。横軸にはそれぞれその技術がどの期間にいるのかを表します。
グラフ上の点の色が,生産性の安定期に到達するまであと何年かかるかを予想しています。

聞いたことある言葉から聞きなれない言葉までいろいろ書いてますね。
今,メディアに過大評価されている技術は以下の3つが代表的です。

  • ディープラーニング・機械学習
    言わずと知れた人工知能に関する技術。現在,メディアでも祭り上げられまくりです。でも,これって実は何でもかんでもできるわけではないんですね。ざっくり一言でまとめてしまうと数式を最適化しながらあるパターンを見つけるという技術。つまり人工知能自身が何かを考えたりはしておらず,あくまでパターンを見つけてるだけなんですね。シンギュラリティって言葉ももてはやされていますが,僕はシンギュラリティくるの,もっとずっと先だと思っています。

  • コネクテッドホーム
    「IoTをご家庭に」といった感じの技術。人工知能を搭載したスマートスピーカに話しかけると音楽をかけたり照明をつけたり,そんな感じ。当然,人工知能技術が習熟しなければコネクテッドホームも技術安定しません。ということで,安定期に入るのはまだまだ先のようですね。

  • 自立走行
    これも流行っている自動運転のことですね。ハイプ・サイクルでは自立走行が安定期に入るまでにはまだ10年以上かかるといわれています。これは,まだまだ法整備や安全性の課題が山積みだからですね。もし例えば,自動運転の試作機によって自己で人が死んでしまったら?おそらく世間からは大バッシングが来ます。この課題をクリアできていないのが現状。これから幻滅期に突入する予定なので,自動運転関連株を持っている人は今後のポジションを見直したほうがいいかも!?

  • 仮想アシスタント
    ようは人間の秘書として何かしてくれるAIのこと。例えば声でお願いするだけでアマゾンで商品を買ってくれたりとか。まあ,これもコネクテッドホームと同じく人工知能の成熟後に安定するでしょう。

2016年と2017年で何が変わったのか?

次に2016年の予測となにが変化しているのか,考察してみましょう。

投資において注目すべきは,

  • 黎明期のまだあまり世に浸透していない技術
  • 幻滅期のまっただ中でもうこれからは伸びていくしかない技術

です。

仮想現実と拡張現実

この二つはどちらも幻滅期,啓蒙活動期に存在します。ただ,2017年になり,仮想現実の安定化期までの期間が短くなっています。

もうそろそろ本格的に家庭に浸透し始めそうですね。実際,その兆しはあります。スマホによる仮想現実,PSVR,AVのVR化などです。今後の動きに期待。

逆に拡張現実は幻滅期のどん底にいますね。買うなら今!これからはVRの流行り具合のように「AR-サングラス」とかが出てくるのかもしれませんね。

エッジ・コンピューティング

2017年に突然ハイプサイクルに登場した期待の新人。
これまではクラウドコンピューティングでクラウドサーバに何でもかんでも処理させてしまおうという考えでした。しかし,データの使い勝手や処理の効率から,エッジ側(端末側)である程度データを処理してからクラウドにデータを送りましょうというのがこのエッジ・コンピューティングです。

これがはやるということは,ある程度のデータ処理がエッジ側に求められるということ。つまり,端末側は徐々に高スペックが求められるようになって車も知れません。半導体デバイス関連株が上がるかも!?

4Dプリンティング

よくわかんないです。今度調べてみます。

ブロックチェーン

2016年~2017年の間に一気に黎明期から幻滅期へとうつってしまいました。ブロックチェーン株は要注意,一気に世間の期待度が下がっていくかもしれません。ただし,期間の移り変わりも早いので幻滅期もすぐに超えて回復期,安定期へと向かいそうです。

今後盛り上がるであろう先進技術

僕が注目するのは,会話型ユーザインターフェイス量子コンピューティングです。

どちらも世間の過熱直前にいます。
一度メディアがまくしたてれば,どちらも一気に話題になり株価の上昇が期待できます。

こういう場合,実現性などは放置してメディアが祭り上げるので株価は上がりやすいです。

まとめ

いかがでしたでしょうか,ハイプ・サイクル。こういう風に技術動向をみてみると,どの技術がもうすぐ身近に表れて,この技術は実はまだまだ先だなっていうのが見えてきます。

こういう情報も駆使して株で勝ちたい!!

以上です。

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